ベガスからこのかた、すっかりバクチ好きに・・・。

競馬に・・・・・というのは冗談（笑）。

「賭ける」ではなく「駆ける」に。

・・・・実は乗馬にはまってます。

乗馬といえばその昔。

ン十年前に、ピアニストの友達に誘われて新松田にあった乗馬クラブに行っていたことがあったのです。

そこは日活の撮影所で使う、時代劇の騎馬武者隊用のエキストラさんたちを鍛える先生が経営していた乗馬クラブだったのです。

なんたってド素人のエキストラを２日くらいですっかり落ちずに駆け足まで教えてしまうという強者先生なものですから、わたしも行ったその日にすでに駆け足。「手綱を放すな！離すと死ぬぞ！」という掛け声の下、「ひぃ～～～～！」という間もないままに、気がつくとなんのことなく乗れていたのでした。（もちろんへったくそですが。＾＾；）

当時から「ひと鞍（ワン・レッスン）」どこでもだいたいは４５分くらいなのですが、そこはたっぷり１時間。

少しでも乗ったことがある方はわかると思いますが、ド素人が１時間乗ると、そりゃもうお尻は痛いし降りたら足はがに股のままガックガク・・・。翌日から２日くらいはまともに歩けないほどです。

それが、その先生ったら、「次空いてるからもうひと鞍乗れ！サービスだ！」

・・・・・下手がゆえに、いらんところに力いっぱい力が入るものですから、帰りに食事でもと思ってレストランに入ると、腕までぷるぷる・・・・ナイフやフォークを次々と落とすという有様・・・・。

いやぁ、過激でした・・・。

しかし、そこの先生がおっしゃった、「うちでやったらほんの数回でも、そこらの初心者より乗れるようになるから！」

は、とりあえずほんとだったみたいです・・・。

最初からとりあえず、まったく「とりあえず」ですが、怖くもなく乗ることができました・・・。

しかも、しか～～も！

今回の先生はとっても優しくて親切。

にこやかに冗談を飛ばしながら、丁寧に導いてくださいます。

だからすっかり有頂天！

はまってます～っ！

（やっと本題か？）場所は発地（Ｈｏｔｃｈじゃないですよっ）。

おんまさんの絵の看板が馬に乗るんだっという意欲を掻き立てます！（現在のわたしにかなり有効）

ちょっと覗くと向こうに馬場が見えてます。

木立の中の閑静な馬場。

東京とかではけっしてありえない風景。さすが軽井沢です。

あ！誰か乗ってる！

イヤン、わたしよったら。

この日はレッスンを受けるのがわたし１人だったので、マンツーマンとなりました。

近寄ってみたら、が～～～ん！

着膨れ乗馬でゆきだるま。

ダウンコートに裏地にフリースがついたカーゴパンツ。

だって！寒いんだもん！

この日は日中でもマイナス５度！

途中で鼻水拭き拭き。風を受けて出た涙をぬぐって、それでも乗馬なわたし。

乗馬の雑誌にはね、モデルさんがかっこいい乗馬服着て乗ってる写真満載。

ノースリーブの毛皮ベストからすらっとした腕を出し、ウエストシェイプの乗馬ズボンが映えるんだこれが。

いいな～。いいな～。

でもこのように着膨れなわたし。

あれ？その前にダイエットか？

つうことで、それでも負けずに明日の毛皮スタイルを夢見て馬に乗るのでした。

この話を先生にしたら、「おお！そりゃいいね～、どきどきしちゃう！」

好感触だっ！！　がんばれ、自分！