アメリカ行きました。その4
いよいよロサンジェルスのメイン・イベント、ピンクフロイドのメンバーだったロジャー・ウォーターズによる「ウォール」の再演です。
でもまあ、例によってお腹がへってたわれわれ、開場まえに腹ごしらえ。
会場のステイプルズ・センター近くにどこかよいレストランはないものかと見回すと・・・。
あった!! このおじさん知ってますか?
そう、かの有名なウルフギャングさんです。(なんかすごい名前)
レストランの前はこんなかんじ。
おっしゃれ~。
日本に帰ってきて気がついたんだけど、コンサートへの期待のせいか、はたまた行き慣れない都会に酔ったせいか、せっかく美味しいもの食べたのに、なんにも写真をとりませんでした。とほほ。
だけど、ここはステーキがピカイチでした。
ワインはわたしのすきなピノをオーダー。
何にも考えないで偶然見つけて入ったのに、すごくご満悦。名前負けしてません。おすすめです。
お料理のかわりにご満悦の顔をパチリ。
どのくらいご機嫌か、きっぱりわかりますよねー。
で、食事の後、すっかりあたりは夕闇。ネオンがきらきら!ちょうど真向かいがそのステイプルズセンターです。
この前、グラミー賞がここで行われてテレビ放映を見た方は見覚えがあるかもです。
コンサート会場に入ると、おじさんおばさんばっかり。さすがに年齢層高いけど熱気がムンムンです。
このコンサートは、反戦をモチーフにして、ベルリンの壁をかたどった模型やら、彼らの十八番の大きな丸いスクリーンやらでもう大掛かりでたいへ~~ん。すごくドラマチックなストーリー展開なのです。
何枚かお写真をペタンします。
あ、そうそう、この日はストロボをつけなければ撮影可でした、念のため。
これは中央の丸いスクリーン。右は学校の先生をかたどった教育の怪物だ。
ステージには次第に壁が築かれていきます。
その巨大な壁に映し出される戦争の被害者。
プロフィールが書かれてあり、あまりの迫力と痛ましさに、わたくしまじめに号泣。
頭がまっしろになりました。
純粋な若者たちが、素敵な父親たちが、そしてやさしいお母さんやお姉さんたちもが、戦争を肯定する教育を受け、それが正義であるという思想の元に出兵し、あるものは愛する我が家で・・・・次々と死んでいきます。
スクリーンに映し出されたそのだれもみんなが、すべてもうこの世にはいないんですね・・・。
痛みや苦しみ、絶望の中でたくさんの人々が犠牲になりました。(合掌)
最後は、ステージの中に赤い紙ふぶきが一面に舞いました。
まるで流された血を象徴しているかのようです。
カーテンコール。
ロジャーのおじさん、ありがとう。ごくろうさん。
いやあ、ほんとにすごい迫力だった。
これじゃあ仙台の学者のおにいちゃんも行きたかったわけだ。ふむふむ。
と、いうわけで、次回はラ・ス・ベ・ガ・ス、だよ~~ん!
Comments
我々も「日本は戦争の加害者で悪い事をした」って嘘の教育を受けた被害者世代ですねぇ。政治的意図を含んだ教育はこえ~。学校システムって実はあぶね~って奴ですね。
あと、ステイプルズセンターって名前、毎度違和感。
このさいホッチキスセンターならぬホッチポッチセンター建立を!
いつも嫁がお世話になっております。
さて、このウルフギャングパック、
うちの会社の近く(大手町)にもあり、
たまにハンバーガーが食べたくなると出かけます。
(竹橋から日比谷にかけての丸の内一帯は
なんとマックが一件もないので・・・)
巨大ハンバーガーにたっぷりのポテト、
ドリンクはもちろんコーラと、
カロリー度外視の料理が出てきます。
そんなものをたまに食べに行っているのは、
嫁には内緒です。書いてしまいましたが。
実際、世界的には日本の暴走を喰い止めた・・・云々がまだ共通認識であることが多いようです。
わたしは大学の教育学史で教育勅語について論文を書いたことがありますが、背景にある指導者の意図には驚くばかりです。開国からの歴史はまさに教育改革の歴史です。先ごろ大河ドラマの坂本竜馬をみましたが、ほんとうのほんとはどのようなことなのでしょうねぇ。正しい教育への国民関心が向上することを願ってやみませんね。背景には少子化もあることですし。
まあまあ!コメントをありがとうございます!こちらこそお世話になります。
アメリカでは、どこを見てもウルフギャングばっかり、例のおじさん写真がそこらじゅうにポスターで貼ってありました。人気ですね~。
そうですか、大手町ですか。いいな~行ってみたい!
美味しいハンバーガーってあまりないですものねー。ポテトいっぱいはお約束ですよね!